こんばんは。11月は選手活動と並行して指導者資格取得者向けの講習会を二つ受講してきました

これは日本スポーツ協会(JSPO)が発行する「コーチ3」という資格で、平成24年より国民体育大会において監督で引率する場合でも指導者資格の保有が義務付けされたので、すでにお持ちの方も少なくないと思います

講習会の種類は二つあり、他競技の方々と合同で一般的な指導理論等を学ぶ「集合講習」と呼ばれるもの。そして各競技ごとの勉強をする「専門講習」があり、後者は自転車の場合、日本自転車競技連盟(JCF)が年に一度企画と運営をしています

 

前置きが長くなりましたが、なぜ選手活動と並行して資格取得を考えたのかについて

正直なところでいうと、練習は可能な限り休みたくないし、費用も数万円かかり(もちろん自費で)、なにより自分はまだ指導者という立場ではないです

でも、実際に選手同士ってアドバイスしますよね。それが先輩でも後輩でもうまくいかなかったり、もっと強くなりたいって思った時に、自分の経験だけだとやっぱり間違ったことってあまり伝えたい気持ちにはならないですし、

 

追加をすると私たちにも外国人のコーチがいて、もちろんその前にもたくさんこの競技ついて自分に教えてくれてきた人たちがいて、指導者不在の環境でスポーツをしている人ってとても稀だと思います。だからこそ、「いまのコーチって何を考えてるのかな」とか、「この練習にどういう狙いがあって、どんな伝え方や方法があるのか」なんて疑問に思うことの連続で、もっと勉強をする必要があるなって前から思っていたので今回この機会に恵まれたことは本当に嬉しい限りです(実は申し込みから3年越しの受講です)

 

結果から書くと、この勉強だけではいまの疑問を全てを理解できませんでした

自転車競技というヨーロッパ中心のスポーツで、その中で最新の情報を得ようと思ったら、日本がソフト面でかなり遅れをとっていることもわかったので、この辺りも今後なんとかできたらいいなって思います。本当に微力ですが

ただ、自分たちが思っているほど指導者の勉強をすることって悪いことじゃないと思います。なので、いまの20歳以上で選手やマネージャーなどチームに関わる方には、スポーツに興味があればぜひ受講して貰いたい、というのがいまの気持ちです

それに自分が手に入れた知識や経験って、たぶんこれからも無駄にはならなくて、誰かに伝えたりすることができます。

 

そんな専門講習の資料の中には、JCFが最近発行をしたアスリートパスウェイハンドブックがあったので、その内容について本当に簡単にご紹介したいと思います。

BMX元日本代表の三瓶政廣さん(現JCFアスリートパスウェイコーディネーター)が主に作成したこの冊子は、短距離のブノワコーチや、ロードの橋川監督選手へのインタビューも含まれていて、自分から見た目線でも有意義な内容でした。

すごく無理やりまとめると「みんな若いうちからBMXやろうぜ!」と

「怪我も減らせるし、テクニックやスキルも身につく。なにより楽しいでしょ」って書いてありました。

 

自分がまだ若いと信じて、ちょっと時間を見つけて新しい種目にもチャレンジしてみようと思います。